JavaScriptのループ
ループとは言葉通り、繰り返し処理のことです。
JavaScriptにおいて同じような処理を繰り返したい時があります。
そのために同じコードを繰り返し書くのは時間もかかりますし、記述ミスが出てくるかもしれないので非効率です。
そこで使うのがfor文となります。
for構文の書き方
for (初期化式; 条件式; 増減式) {
//繰り返し処理
}
サンプルとし1〜10の数字を出力したいと思います。
・for文使わなかった場合
console.log(1)
console.log(2)
console.log(3)
console.log(4)
console.log(5)
console.log(6)
console.log(7)
console.log(8)
console.log(9)
console.log(10)
このようになります。
・for文使った場合
for (let i = 1; i < 10; i++){
console.log(i);
}
3行で記述ができます。
初期値:let i = 0;
条件式:i < 10;
増減値:i++;
※変数名 i は特に決まりはないのでなんでも良いです。
もう少しサンプルを書いてみます。
・偶数のみ出力したい時
for (let i = 0; i < 20; i += 2){
console.log(i);
}
上記のように記述できます。
0に+2がされ、20までループ処理が走ります。結果0~20までの偶数が出力されます。
・配列をループ処理する場合
let nameLists = ['佐藤', '伊藤', '鈴木', '木村', '田中', '高橋'];
for (let i = 0; i < nameLists.length; i++) {
console.log (nameLists[i]);
}
// 出力結果
佐藤
伊藤
鈴木
木村
田中
高橋
配列の全要素をループ処理する場合は、インデックス0から開始し、最後のインデックス(長さ-1)まで繰り返すように記述します。
条件式のところでnameLists.lengthを使っていますが、これは配列の長さを取得できるメソッドです。
nameLists.lengthの書き方は配列のループ処理の定番になるので覚えておきましょう。
最後に、、、
※無限ループには注意してください。
//実行しないように
for (let i = 20; i >=0; i ++){
console.log(i);
}
上記のようなコードを書いてしまうと、終わりがないループ文になってしまいます。
ひどい場合はブラウザ画面が固まったり、強制終了なんてこともあるので記述しないようにしてください。